5月24日(木) 13時2O分から『平成24年度 南那須消防、那須烏山・那珂川警察合同水難救助訓練』が行われました。
防災航空隊(防災ヘリコプター)による救出訓練、救助艇による救出訓練等が見学できました
訓練場所は、那須烏山市野上舟戸地内那珂川河川(下野大橋付近)那須烏山野球場でした。
この訓練は、水難事故多発期 (入梅や台風の影響に伴った河川の増水における水災害期と鮎釣りや夏季のレジヤーシーズン)を迎えるにあたり、消防と警察が合同に訓練を行ない、相互間の更なる連携を図ることで、地域住民の一朝有事に際し安全、確実そして迅速に対応できることを目的とし実施されました。
こちら開会式の様子です。
南那須地区広域行政事務組合消防本部 (署) 35名
那須烏山警察署 15名
那珂川警察署 15名
栃木県消防防災航空隊 8名
合計 73名で行われました。
たくさんの方が見学にきていました。
~訓練想定~
河川中州において男性4名が夢中で釣りを楽しんでいた。しかし梅雨前線の影響で栃木県北部 (那須地方)を中心とした集中豪雨により河川水位が急速に増水、急いで避難しようとしたが水量と水速が一気に増大してしまったため岸に戻るのは不可能、さらに増水傾向で「流されそうだ!」と消防と警察に救助を求めた。(対岸河川敷を中州と仮定)
~活動内容~
通報を受けた消防、警察泣救助艇を出動させると同時に、消防防災航空隊へ緊急要請した。
即、飛来した消防防災ヘリコプターが上空から偵察を開始、"救助を求める要救助者4名を発
見した。消防防災航空隊は河川下流側の要救助者2名を救助、さらに別の中州にいる要救助者2名を消防、警察救助艇が救助する。
訓練が開始されました。
消防防災ヘリコプターによる救出訓練
栃木県消防防災ヘリコプター『おおるり』が低空飛行で下流から登場しました
下野大橋の上流側でホバリング
「今、救助しますので待っていて下さい」とマイクで呼びかけました
要救助者を見つけると、隊員さんが降下
要救助者と接触
野球場に着陸し救急隊に引き渡し
スライドドアを開けたまま飛行はカッコ良かったです
関係者のみなさんも、真剣な眼差しで見守っていました
消防、警察救助艇による救出訓練
ボートによる岩場の救助
救急隊に引き渡し
訓練を見守る関係者の方々
消防防災航空隊による救出訓練
担架を背負った隊員が降下し、要救助者と接触
要救助者を担架に収容
担架を吊り上げる時に回転しないように支えるため、ロープを持った隊員が位置に付きました
ヘリがケーブルを降ろしながらピックアップポイントに
砂煙が上がる中、吊り上げ開始
航空担架でのピックアップ完了です
そして、地上の隊員さんを収容
見学の方や、関係者のみなさんが見守る中、これで訓練が終了です。
女性消防団の方も見学にきていました
こちら閉会式
合同水難救助訓練は、河川に面した那須烏山市ならではの訓練ですね。
訓練だけで終わることを願っています。
合同水難救助訓練が終了後、ぞくぞくと現れたのは・・・
馬頭高校の生徒さんでした。